ポケモンカードLoデッキの極意、リストと戦術指南 勝利への修行の書、今ここに

カード

Loデッキ(「ライブラリーアウト(Library Out)」)とは、相手のデッキを使い切らせて勝利する戦術を軸にしたデッキタイプのことをいうのじゃ。
ポケモンカードのルールでは、「自分の番に最初に山札の上からカードを1枚引けなくなった時点で、そのプレイヤーは負けになる」というルールがあるのじゃ。このルールを利用して、相手の山札切れを狙い勝つというコンセプトのデッキが存在するのじゃ。
今回はその少しクセのあるデッキ「Loデッキ」について説明するのじゃ。

⑴イダイナキバLoデッキ
まずは、少し前から時折見ることがある「イダイナキバ」を使ったデッキを紹介するぞ。

【デッキコード】xc8aca-DMe0KP-ccYx88

このイダイナキバを主軸に上のワザ「じばんほうかい」を使用し、相手の山札を削っていくのじゃ。ワザ じばんほうかいは「古代」のサポート使っていると追加で3枚トラッシュすることができるのじゃ。
「古代」のサポートはこの2枚のみでオーリム博士の気迫はトラッシュにある基本エネルギーを「古代」のポケモン2匹に1枚ずつつけながら山札から3枚引くことができる
探検家の先導は山札を上から6枚見てその中から2枚までを選び手札に加え残りはトラッシュするという効果なのじゃ。
イダイナキバがワザを使うためには、無色2個のエネルギーが必要なので、優先的にオーリム博士の気迫を使っていきたいのじゃ。しかし、基本エネルギーがトラッシュにないと使用することができないため、メガブレイズに収録されたこのカードたちが良く使われているのじゃ。

メガブレイブで収録されたルナトーンは特性「ルナサイクル」を持っており、ソルロックが自分の場にいないとこの特性は使えないが、手札から基本闘エネルギーを1枚トラッシュすることで自分の山札を3枚引くことができる。そのため、オーリム博士の気迫の効果を使うためのエネルギーをトラッシュへ送ることができるのじゃ。ソルロックも基本闘エネルギー1枚で70ダメージを与えることができ、スボミーやラルトスなどのHPの低いたねポケモンを倒すことができるのじゃ。イダイナキバLoデッキでは、グッズを多く採用するためグッズロックをされることで自分の動きを通すことができにくくなってしまうのじゃ。また、今までは相手のポケモンを倒すポケモンがいなかったので序盤から今までとは違った動きをすることができるのじゃ。

この黒炎の支配者で収録されたソルロックも優秀で、無色1個でワザ「なかまをよぶ」を使えるのじゃ。これで序盤からたねポケモンをベンチに展開することができるぞ。HPが低いところがデメリットになってしまうのでメガブレイズに収録されたソルロックと状況に合わせて使い分けるとよいぞ。

ヒビキのウソッキーはワザ「かこいこむ」で相手のポケモンを逃げられなくすることができる。中盤でイダイナキバのワザが使えないときや終盤で相手をしばってターンを稼ぐなど様々な使い方ができるのじゃ。
また、ケーシィは自分の山札切れでの負けを防ぐ役割があり、ジェットエネルギーと組み合わせてバトル場に出し、特性を使って山札に戻ることができる。それを繰り返すことで山札切れを防ぐことができる。序盤では、イダイナキバが育っていないときにとりあえずでバトル場に出しておくことで準備ができた後にベンチのイダイナキバをバトル場に出すふうせんで逃げるような使い方ができるぞ。

おはやし笛で縛れるポケモンを相手のベンチに出して、ワザを使ってくるポケモンにはハンディサーキュレーターを使い、ワザを使うためのエネルギーをベンチポケモンに移して山札を削るターンを稼ぐ。重力玉はカウンタキャッチャーと合わせてベンチのアタッカーではないポケモンをバトル場に出して縛るという使い分けをするのじゃ。
おはやし笛は縛れるポケモンをベンチに出すことにつながるカードじゃ。
中盤から終盤では相手のスタジアムが山札に少なくなっているタイミングやなくなったタイミングでニュートラルセンターを貼ることでex主体のデッキでは相手は何もできなくなってしまうのじゃ。
これらのカードを使い分けながら山札切れを狙っていくデッキなのじゃ。

⑵ウミトリオLoデッキ

【デッキコード】c4aJD8-N4hA9z-K8Ycca

2つ目のデッキはウミトリオLoデッキじゃ。ウミトリオを軸に相手を妨害しながらLoを狙っていくデッキなのじゃ。ウミトリオは下ワザ「うみほりトンネル」で相手の山札を削っていくのじゃ。コイン次第ではあるが、3~6枚のトラッシュが期待でき、最大で9枚トラッシュできる可能性もあるのじゃ。平均期待値は4.5枚とイダイナキバより期待値は高いのじゃ。

今回のリストではドロンチをシステムポケモンにしているが、Nのゾロアークexやノココッチも選択肢に入るぞ。
ドロンチは上から2枚を見て好きな方を山札の上へもう一枚を山札の下へすることができ、手札に加える枚数は一番少ないものの山札管理がしやすいのが特徴じゃのう。ただ、HPが低いのがデメリットじゃの。ウミトリオ自体がHP90のため、ドラパルトexにまとめどりされたり、カーストボムで倒されやすいデメリットがあるのじゃ。
Nのゾロアークexは特性「とりひき」で手札を1枚トラッシュすることで山札を2枚引くことができる。手札にいいカードが多い場合や手札がないときには使えない。また、exポケモンのため、きぜつしたときに2枚サイドをとられてしまうというデメリットがあるのじゃ。
最後は、ノココッチじゃの。ノココッチは特性「にげあしドロー」をもっており、山札を3枚引き、ノココッチを山札に戻すという効果を持つのじゃ。山札が減りくく狙っているカードが手札にきにくいというデメリットがあるの。また、スタジアム「ロケット団の監視塔」で特性を止められてしまうのじゃ。

これらシステムポケモンをうまく使いデッキを回していくというわけじゃの。
その他にも相手を妨害するカードもあるぞ。

マシェードはバトル場にいないと使えないが、特性「やすらぐひかり」で相手のバトルポケモンをねむりにすることができるのじゃ。ねむりは強力でにげることもワザを使うこともできなくなるのじゃ。詳細は特殊状態を制して勝負を制すをみるがよい。
逃げるためのエネルギーが2枚必要なため、ふうせんを多めに採用しているぞ。次に紹介するカードにもふうせんを使用するため3枚としているのじゃ。

ウミトリオLoデッキはどのポケモンもHPが低いことが欠点なのじゃ。そのため、カーストボムから守れる特性「しめりけ」を持つコダックの採用や、倒されても次のウミトリオの準備やシステムポケモンをもう一度展開しやすくするためにママンボウを採用しているのじゃ。状況に合わせてママンボウで準備するか、マシェードで相手を妨害するか選んでLoを目指していくとよいぞ。

今回は、Loデッキについて紹介したのじゃ。また新たなデッキタイプができてきたら紹介するぞ。楽しみにしておくとよいぞ。

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